子どもの要望というのは、時に残酷なまでにストレートであります。

今朝も100%ドーナッツは存在しないのにキラキラした瞳で、
「ねぇ、お母さん、僕ドーナッツが食べたい✨」
と言い出します。

ここで、相撲のようにがっぷり四つで、
「いや、ないよ」
「わがまま言わずにあるものを食べて」
ということもできます。

が、120%くらいの確率で、
「え〜、やだ!!!ドーナッツがいいの!!!」
となること間違いなし。

そこで。
イメージしていただきたいのは合気道です。

合気道では相手の力を受け流し、そしてその力を利用する!!
「相手の力と争わず」に「相手の攻撃を無力化」するのです。
(Wikipedia “合気道”より一部抜粋)。

一体なんのことやら・・・と思われた方のために。
ハイ、実例行ってみましょう。

子「ねぇ、お母さん、僕ドーナッツが食べたい」

私「そっかー、ドーナッツが食べたかったんだねぇ(受け)」

子「そう。ドーナッツがいい」

私「お母さんも食べたかったなぁ。今日はないから残念だけど。今ここに、いっぱいのドーナッツがあったらよかったよねぇ・・・!(願望の言語化)」

子「・・・うん」

私「ねぇ、ドーナッツあったとしたらさ、どんなドーナッツ食べたかったの?(願望を膨らませる)」

子「チョコレートの!!」

私「そっかぁ。チョコレートのドーナッツがあったらよかったねぇ!!(再び願望の言語化)」

子「うん。今度買ってね」

私「そうだね、今度買おうねぇ。今日はこっちのパン食べようね」

子「そうする」

ポイントとしては、
・相手の「欲しい」という気持ちをまず受ける
・「あったらよかったのに」「こうだったらよかったのに」という形で願望を言語化する
の2点です。

とてもシンプルですが、この手順で「相手の力と争わず」に「相手の攻撃を無力化」するかのように華麗に無茶な要望をスルーするできることが多い。

3歳くらいになれば、子どもにしても「ドーナッツはない」ということはわかってるんですよね。自分が無茶言ってるってこともうっすらわかってる。だから「欲しい」という気持ちを受け止めてもらって、「こうだったらいいなぁ・・・」と一緒に想像を膨らませてもらうことで、自分自身を納得させられるようになるのかなと思います。

もちろん、常にこれでうまくいくわけではないですが、相撲よりはいい感じです(笑)。