研修をやっていると色んなお悩み相談に遭遇します。先日出会ったのはこんなお悩み。

部下が有給申請をしてきたときに、「どうして休むの?」と聞けないんですよね。聞いたらパワハラになっちゃうような気がして。でも、もしかして何か病気だったら・・・とか変に想像しちゃって不安になるんです。

「どうして休むの?」という聞き方はかなり微妙ですが・・・それはさておき。

この方は、色々と心配性な方で、部下にもものすごく気を使って毎日過ごしていらっしゃるんだな〜ということがよく伝わってきます。プライベートにどこまで踏み込んでいいものか?ということもわからなくなって身動き取れなくなっちゃってます。

部下の側でいうと、もちろん聞き方や、その上司との関係性が大きいとはいえ、「有給をとる理由を上司から聞かれたら不快」と思う人は実際一定数いると思います。

じゃあどうしたらいいのか?

自分自身がそういうことが気になって不安になっちゃうタイプであることを自ら開示して伝える。

具体的には、できれば実際に有給申請を目の前にしてではなく、それ以外の普段のランチタイムなどの雑談で、「私、部下が有給申請してきたときに、もしかしたら深刻な病気なんじゃないかって心配になっちゃうタイプなんだよね〜。おかしいでしょ?でも、理由を聞かれたら嫌な人も多いだろうし・・・いつも聞けずに心配してるw」みたいな感じですね。

これを聞いた部下としては、「とりあえず申請するときには簡単にでも理由を伝えようかな」と思うでしょう。逆に、それでも伝えてこない人というのは相当踏み込まれるのが嫌なタイプでしょうから、その方には踏み込まないのが正解、ということになります。

大事なことは、この状況を変えるためにはあなた自身がもっと「自分をわかってもらう努力」をする必要がある、ということです。

自分から伝えることなしに「自分をわかってもらう」ことは不可能ですし、それは上司であっても部下であっても同じ。

とはいえ、「でも、そんなこと伝えたら相手がどう思うだろう・・・」とこのタイプの悩みを持つ方は必ず考えると思いますが、「自分を伝えずに、相手のことだけ知る」ことはできませんし、仮にできたとしてもそれは相手にだけ大きなリスクを背負わせる自分勝手な願いである、ということを理解しましょう。

「自分のことを伝えずに、ずっと気を揉み続ける」か
「自分のことを伝える小さな勇気を出して、相手とより良い関係を築く」か。

これを選んでいるのは、あなたです。
そして、選択し直すことができるのも、あなただけ。

もう一度、あなたが本当はどちらを手に入れたいのか?を考えてみましょう。


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