昨日のエントリーで「セミナーは正しい努力の方向を教えてくれるものであり、成功という結果を与えてくれるものではない」ということを書きました。
これ、本当に面白いのですが、自分が主催の立場で関わっている時と、自分が学ぶ立場になっている時ではやはり感じ方が違うんですよね。
学ぶ側に立っていると、頭ではわかっているものの「簡単に成功する方法」をどうしても求めてしまう。そして、最初は言われた通りに「努力」していたとしても、次第に「本当にこの努力の方向であっているんだろうか?」と疑い始める時が来る。
そこからブレイクスルーするために必要なことは?
学び始めたばかりだと、全てが新しく、未知なことばかりで、「自分には到底全てをマスターすることなどできないのではないか?」という不安に襲われることがあります。
けれども。
一見して相当量のノウハウが詰まったような内容であったとしても、細かく見ていけばステップバイステップなんですよね。
さらに、よ〜く、つぶさに、見ていくと、実は講師の方が繰り返し言っている「本質」はたった一つしかない、ということがよくあります。
「ああ、結局はこれだけのことなんだな」
「これをただひたすらやってるだけなんだな」
という感覚を、いかに早く感じることができるか?
がとても大切。
例えば、講師としてのスキルを磨こうと思ったら。
「受講者の立場に徹底的に立つ」ということと、
「仮説を立ててプログラムを設計し、実際にテスト登壇を繰り返す」
ということぐらいしかありません、実際は(笑)。
これ以上でも、以下でもない。
もちろん、細かいスキルの話を言えば色々とありますが、「な〜んだ、結局これを繰り返せばいいんだな」と早い段階で思えることができれば、努力に迷いがなくなります。
大切なことは、大抵ひとつだけなのです。
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