「圧倒的な当事者意識があなたに翼をくれる」という記事をちょうど1年くらい前に書きました。長女の通う東京コミュニティスクール(TCS)ではこの「当事者意識」を「プロブレム・オーナーシップ」という言葉で表現しています。

・落ちてるゴミを拾う
・お弁当箱を洗う
・誰かの困りごとの相談に乗る
などなど、いわゆる「いいことをする」に近いですが、何をやるかということよりも「やらされではなく自ら意思をもつ」ということが大切なのかな?と思いました。

近いところでは自分自身のこと。
自分のそばにいる人たちの問題。
自分の関わる組織の問題。
自分の住む街の問題。
自分の住む国の問題。
そして自分の生きる世界の問題。

輪は自分を中心に広く、大きくなっていく。

どこの範囲までを「自分ごと」として生きていくのか?
それが問われていると感じました。

「その眼に映る全てが自分ごと」
という生き方をしている人がいる。
それは、決して楽なことではありません。

だって、自分以外の誰かの痛み。
自分とは関係ない場所で起きている出来事の現実。
どこかの誰かが感じている辛さ。

それをすべて引き受けるということだから。

ふと、松下先生に言われたことを思い出しました。
「先生ほど人生の経験を積まれた方であれば、悩みは相当減るのでしょうね」という質問を受けた時の印象的な言葉。

「いや、年を重ねるごとに悩みは深まるばかりですよ。昔は自分のことを悩んでいればよかった。子供ができれば家族のことに悩み、組織を持てば組織のことを悩み、今はこれからの社会や未来のことを考えるようになりました。だから年を重ねれば重ねるほど、悩みは深くなるのです」

その時は「そうか・・・年を重ねて人格が高まっても悩みがなくなるわけじゃないんだな。。。」とちょっとガッカリした記憶があります(笑)

「関係ない」と切り捨てることは簡単。
でも、あえて踏み込み、感じた先に人生の歓びがあるのかもしれない。

なぜなら「自分ごと」になった瞬間に初めてあなたの手元にカードが配られるのだから。
その時、初めてゲームに参加できるようになるのだから。


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