マーク・ザッカーバーグのハーバードでのスピーチ、もうご覧になりましたか?とっても、想像以上に素晴らしいので、もし英語がわかるならぜひ元の動画をご覧いただくことをお勧めします。また、日本語じゃないと、という方はこちらの方が全文を日本語に訳してくださっているので、こちらからもご覧頂けます。
私の心に響いた言葉はこちら。
「目的」というのは、僕ら一人ひとりが、小さな自分以上の何かの一部だと感じられる感覚のことです。自分が必要とされ、そしてより良い未来のために日々頑張っていると感じられる感覚のことなのです。「目的」こそが本当の幸福感をつくるものなのです。
(中略)
あなたがたの多くにも、似たような話があるはずです。「誰かが起こすであろう”ある変化”」があって、そのことが自分には明確に見えているという感じが。
しかし「誰か」がやるんじゃないんです。”あなたが”やるんです。
ただ、自分の人生の目標をそこで見つけるだけでは十分ではありません。あなたは、誰か他の人にもその「人生の目標」が持てるようにしてあげなくてはいけない。
(中略)
僕らは誰しも、誰かに手を差し伸べる時間を作れます。すべての人に、自分の目的を追える自由を与えましょう。それはそうすることが正しいことだからというだけではありません。そうすることで、より多くの人がそれぞれの目的を追求できたら、僕らの社会全体がよくなるから、そのためにやるのです。それが理由なんです。
ちょうど、先日ある会社のスタッフの方とお会いをしていて「ああ、まさにこんな感じだな!!」と感じました。「小さな自分以上の何かの一部だと感じられている」オーラがすごく伝わってきたのです。
ああ、いいなぁ、素敵だなぁ・・・と心から思いました。なんだか見ているだけでワクワクしてきちゃう感じ。
そして、名門大学の卒業式のスピーチとして「ノブリスオブリージュ」に触れることはままあるかと思いますが、金銭ではなく、「目的を与える」ことの尊さを伝えていることに、新しい世代の感覚がすごく反映されているなと思いました。
「”誰もが”目的感を持って生きられる世界を創り出すこと」
それが、これからの新しい世代のリーダーに期待されていることなのかもしれません。