「”意味のわからない感じ”から放たれるとてつもない魅力」について書きましたが、その一つが会議のあり方。

会議運営の研修をやったら、まず目的とゴールがあって、アジェンダがあって、というのを推奨するのですが、最近多いのが「目的があいまい、ゴールやアジェンダはない」という会議(笑)。

これで何か実のある会議ができるの?!と思うのが普通だと思いますが、これができちゃうんですよ。

それぞれがストーリーを語り、そこから立ち現れてくる「何か」についてゴニョゴニョと対話する。すると、参加者の中から思わぬ化学反応や気づきが生まれ、開始前には想像もしなかった場所に”辿り着いている”という会議。

会議というよりは「対話の場」と言った方がいいのかもしれませんが、最近お会いした「たくらみ屋」の森本さんから、そういう会議のことを「発酵会議」という名前で呼んでいると聞き、これだ!と思いました。

そうなんです。

生あたたたか〜い環境で、素材が集まって、その場を共有し、もぞもぞとお互いの細胞を伸ばしあう。じっくり時間をかけることで、結果、思わぬ「おいしい何か」が生まれてしまう。

うん、これまさに「発酵」じゃないか!

今までの会議の常識を覆す「発酵会議」、おひとついかが?