今日は珍しくやや辛口で ^^
女性で起業、というと「わたしらしく」「好きを仕事に」「ありのまま」「自分のペースやサイズ感で」みたいなプチ起業が増えていて、それはそれでもちろん価値があると思います。
一方、本当の意味で「社会的なインパクト」を出すことをちゃんと考え、実行し、多くの人を巻き込みリスクを背負って大きなビジョンを実現していく、というチャレンジにも、もっともっと多くの女性が挑戦してもいいのではないか?と感じます。(自分自身も、もちろんもっともっとチャレンジしたい!と思ってますが ^^)
例えば横浜市長の林文子さんや軽井沢のISAK創設した小林りんさん、ってそもそも「わたしらしく働こう」とかあんまり考えていらっしゃらないと思うんですよね。そこに「私」という自意識は薄くて、どうやったら「この社会や組織や地域の課題を解決できるかな?」ということをひたすら考え続け、自分のビジョンのために努力し続けた結果「林さんらしいなぁ」「小林さんらしいなぁ」みたいな感じになるわけで。
つまり、「わたし」を本当に芯から生きている人にとってみると、「わたしらしく」というのは完全にピンボケしたキーワードなんじゃないかなと思います。
にもかかわらず、「わたしらしく」というコピーが氾濫しているのは、「わたしらしく生きられていない、だから本来の自分を自分であるいは他人から承認してもらう必要のある人」があまりにも多いということなのだろうと思います。
で、思うのは、「わたしらしく生きたい」と思った時に「わたし」だけを見ていては答えって出ないんじゃないかってこと。
「わたしの強みはなんですか?」
「わたしが提供できることはなんだろう?」
「わたし、わたし、わたし・・・」
そればっかりになって、迷っている人がいっぱいいる。
でも、たぶんそこに答えはない。
それよりも、
「これって、問題じゃない?」
「なんで世の中にはこんな理不尽なことが起きるの?!」
「あ〜、こんなのあったらなぁ・・・」
と感じる感性の中に、「あなたらしさ」は存在するのだと思います。
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