前回の「前提を疑う」というリカルド・セムラーさんのお話の続きです。

セムラーさんのリーダーとしてのあり方を決定づけた体験。

ある時のセムラーさん、道を歩いていたら声をかけられたそうです。

「あの、私、あなたの本を読んで人生が変わったんです!!!ありがとうございました!」
と。

そうかそうか、としばらく話をしていたら、驚きの事実が。。。

なんと!

その人の読んだ「人生を変えた本」は、セムラーさんの本じゃなかった!!笑

そこで、セムラーさん大事なことに気づいたそうです。

「俺は誰の人生も変えちゃいない」
ということに。

自分が他人の人生を変えている?
そんなん意味ないわ。
ということに。

言うなれば、サーフィンみたいなもんだと。たまたまやってきた波にみんな乗っているだけ。準備ができた人が変わったり、行動したりするだけ。

みんな、自分で自分の人生を自分のタイミングで変えているだけだ。
俺が誰かの人生を変えているわけじゃない。

まぁ、なんていうの、レストランで流れてる曲みたいなもんだよね。

_人人人人人人人人人人人人人人人_
> レストランで流れてる曲!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

セムラーさん、5,000人の会社の経営者ですけど!笑

セムラーさんは、自分自身のことを「触媒」みたいなもんだと捉えていらっしゃいました。リーダーとして、何かをよりよくすること、誰かが成長すること、といった一切を手放してることが衝撃的すぎる!

いやはや、一体どうしたらこんなことになるのか。。。次回は、このようにあらゆることの執着を手放しているかに見えるセムラーさんが、唯一「こだわって」いるように見えたことについてまとめます。

「奇跡の経営」 のリカルド・セムラー氏の衝撃(3)へ続く