前回「いくらノウハウを学んでもワープできるわけではない」と書きました。正解の道にも「失敗」というトラップはもれなくついてくるし、それをくぐり抜けないと成功することもできない。

で、面白いのは「失敗」が文字通り「次の扉」を開くことがある、ということ。

例えば、私の知人で、ものすごく口下手な経営者の方がいます。彼は、とにかく自分が話して失敗する!という体験をいっぱいしてきたんですね。で、彼はどうしたかというと、「自分が話さなくても商談がまとまるツールをひたすらいっぱい作った」んです。結果、自分が一言も話さずに商品が売れていく「仕組み」を作りあげることができました。

また、私自身の話で言えば、自分自身がマネジメントが苦手で、本当に多くの失敗を重ねてきました。で、それらの経験から「人をマネジメントするのが苦手な経営者っていっぱいいるはずだ」と考えて、スーパー秘書サービスの開発に結びついたんです。

もし、上記の経営者の方が話し上手だったなら、きっといつまでも自分自身で営業をし続けることになっていたでしょう。そして、私自身にマネジメント能力がもっとあったなら、「マネジメントするのは大変」「誰か何とかして欲しい」という多くの経営者の切実な気持ちは理解できなかったことでしょう。

「失敗」は文字通りあなたの「次の扉」を開きます。


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