先日、日本プロフェッショナル講師協会の「モヤモヤシェア会」の中で、こんな質問をいただきました。
「須子さんのプロデュースの基準はなんですか?」
これは非常に面白い質問でした。私自身は、ゼロから講師プログラム、女性活躍推進コンサルタント&講師養成講座、プロキャリアカウンセラー養成講座、など多くの高額講座をロングセラーでプロデュースさせていただいています。過去から合算すれば、おそらく数十億円分くらいの売り上げにはなっているかなと思います。
そんな私自身が「プロデュースしたい」とワクワクするのはどういう人を見たときか?ということは、自分のなかで聞かれるまで言語化されていなかったようです。
その質問に答えながらまとまったのは・・・
1 想いがある人
2 行動できる人
3 世の中に出すべきコンテンツを持っている人
の3条件。
「想いがある人」というのは、「誰かのために」あるいは「社会のために」こういうことが必要で、だから自分はこれに取り組んでいきたいんだ!という情熱がある人。自分がどう見られるか?というところを横に置いて、「こういう世界の実現のために自分の力を尽くしたい」と思っている人。そして、「なぜ私がやるのか?」という明確な「諦めない理由」や原体験がある人です。
次が「行動できる人」。今までたくさんの人たちにアドバイスやアイディアを提供してきました。中には、「あ〜、このアイディアをそのまま実現するだけで1,000万〜2,000万は余裕で見えてくるな」というものもたくさんあります。でも、いくらアイディアを提供しても、それが実現していく割合は非常に少ないのが現実です。なぜか?「行動しないから」です。行動しなければ成果にはならない。そして行動しない人を応援し続けることに意味を見出すのは非常に難しいです。
最後が「世の中に出すべきコンテンツを持っている人」です。1と2があり、がむしゃらにやっていこう!という方は、「まずは行動を起こして失敗をしながら実績を積む」というステップが必要です。そして実績が積み重なり、「体系化した価値あるコンテンツ」に昇華できるようになる素材がそろったとき、初めてプロデューサーにつく意味が出ると思っています。
ですので、1と2があるけど3はないという方は、まずは失敗しながらも「やりたい!やりたい!」と言いまくって実績を積んでいきましょう(このタイプの方は意外と早く3も手に入れます)。2と3はあるけど1がぼやけている方は、自分自身に向き合って、「なんのためにやるのか?」という問いの答えを出す必要があります。1〜3が揃った人は、プロデュースしてもらうことで時間を短縮できたり、影響力を大きくすることができますので、ぜひ相談してください。
そして。1も2も3もないよ(涙)という方。
どうか落ち込まないでください。
まず取り組むべきは1です。
心から信じることができる北極星に出会えれば、「自分がどう見られるか?」を乗り越えて行動できるようなります。