「そんな決断をするなんて、勇気がありますね!!」

と言われることがあります。

でも、何かに打たれたように行動してしまう時、大抵は
「これしかない!というたった一つの選択肢」
を目の前にしている感覚。

他に道なんてないから、「決断」という感覚すらない。

海外に留学した時も。
ベンチャーに就職した時も。
ブラジルにボランティアで行った時も。
会社を作った時も。

一方、「う〜ん、、、」というモヤっとした感覚になることももちろんあります。

例えば、ベンチャーを辞めた時、ブラジルから帰ってきたら大学院留学をしようと考えていたんですね。あちこちの大学から合格をいただき、奨学金のオファーももらって、もうどこに行くかを選ぶだけという状況。

でも、なんだかスッキリしなかった。
それまでの人生で下してきた大きな決断に伴う感覚がそこにはなかった。

で、どうなったかというと、モヤっとしたままブラジルに行き、活動を続け、帰ってくる直前になぜかサンパウロのホテルで天啓が降りてきました。まさに、ビビビッと。

結果として、私は会社を作ることになるわけなんですが、今思っても自分の「モヤ」っという感覚は正しかったな〜と思います。

そういう「決められない時」に、無理に「決めなきゃ」と焦る必要はない。だって、そこに正しい選択肢がないから決められないんだもの。「カレーとトンカツのどちらにします?」と言われてるのに、「いや、カレーもトンカツもちょっと違うんだよね」という状況なわけです。

そういう時には、無理にカレーかトンカツを選ぶのではなく、「決断を保留する勇気」を持つことも大切。モヤモヤとともにいるうちに、「あ!そうか。私が望んでいた選択肢はこれだったんだ」と気づく瞬間がやってくる。

今まで見えていなかった選択肢が、きっとあなたを待っているから。