中谷彰宏さんにはとてもお世話になって、出版記念パーティでお話ししていただいたりしているのですが、数ある著書の中で「成功する人は、教わり方が違う。 」がとても素晴らしかったので、内容の一部をシェアします。紹介してくださったのは、今Professional Women’s Circleで一緒に仕事をさせていただいているひらまつあきおさんです。

いろんな受講生を見ていて、
「あ、この人は学び方が上手だな〜」と思う人もいれば、
「う〜ん、これじゃあなかなか進まないだろうな〜」と思う人もいます。

で、その違いはなんなのか?
ということがずっと気になっていたのですが、まさにそれが言語化されている一冊なんです。

成長スピードが早い人と遅い人。

その対比が60のポイントとして紹介されているのですが、そのうちの一つですごく腹落ちしたものを。

私は、Mrマリックさんに、ひとつの手品を教わりました。
手品で最初に教えるのは、タネです。

次にマリックさんに会った時に、「中谷さん、あの手品やってみました?」と聞かれました。
「やったんですけど、バレました。なんでバレたのかな?」
「それはこうやってませんか?」
「そうやってます」
「ここ、気をつけるところがあるんですよ。こうです」
「あっ、そこだ。それを間違っていた」
というやりとりがありました。

最初にタネを教えて、それを実行して失敗した人に、次はコツを教えます。
タネだけでは成功しません。

「タネ」と「コツ」の2段階があるのです。
実行していない人にコツを教えてもムダです。

タネとコツを同時に教えないのは、実行しないとコツが教えられないからです。「まだやっていません。何か気をつけることはありますか」と言うのは、意味がありません。教わったことのモトを取るには、それを実行することが求められるのです。

そうか〜、タネとコツか〜〜〜〜!!!!
いや、ほんっとそうだよね。

「タネだけをひたすらお金を払って集めている人」がいっぱいいるんですけどね、それじゃあ上手くならない。

タネを知り、やってみて、コツを教わる。
これがセット。