漫画「君たちはどう生きるか」を読みました。1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」の漫画化バージョン。内容的には、いじめ、貧困、なぜ勉強が必要なのか、人としてどう生きるべきか、勇気とは何か、など重いテーマを自然な形で、けれど真正面から、取り扱った一冊です。

実は・・・読み始めてすぐに後悔しました。

なぜか?

漫画じゃなくて原作読みたい!!!
すべてを文章で読みたい!!!

という欲求が半端ない。なぜかというと内容はもちろんなのですが、ところどころに入っている「おじさんのノート」に綴られている日本語が美しすぎるのです。美しすぎて、なんどもなんども繰り返し目で追ってしまって、先に進めないくらいにゾクゾクして。

ああ、日本人でよかったと、心底思うのです。

だから、こういうことについてまず肝心なことは、いつまでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う。君が何かしみじみと感じたり、心のそこから思ったりしたことを、少しもゴマ化してはいけない。そうして、どういう場合に、どういうことについて、どんな感じを受けたか、それをよく考えてみるのだ。

そうすると、ある時、ある所で、君がある感動を受けたという、くりかえすことのないただ一度の経験の中に、その時だけに止まらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の君の思想というものだ。

(中略)

もしも君が、学校でこう教えられ、世間でもそれが立派なこととして通っているからといって、ただそれだけで、いわれたとおりに行動し、教えられたとおりに生きてゆこうとするならば、ーーーコペル君、いいか、ーーーそれじゃあ、君はいつまでたっても一人前の人間になれないんだ。

子供のうちはそれでいい。しかし、もう君の年になると、それだけじゃあダメなんだ。肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。

そうして、心底から立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ。

いいことをいいことだとし、悪いことを悪いことだとし、一つ一つ判断をしてゆく時にも、また、君がいいと判断したことをやってゆく時にも、いつでも、君の胸からわきでてくるいきいきとした感情に貫かれていなくてはいけない。

(漫画「君たちはどう生きるか」より)

ちょうど漫画版と合わせて新装版が出ているので、購入せざるを得ません・・・(笑)もちろん漫画版も、臨場感を高める役割をすごく果たしてくれているし、文章も大事なところはちゃんと入っているので、小学校高学年〜中学生くらいのお子さんがいらっしゃる方に、すごくオススメです。

→この本に影響を受けて、早速子どもと向き合って見たレポートはこちら


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