さて、
「奇跡の経営」 のリカルド・セムラー氏の衝撃(1)
「奇跡の経営」 のリカルド・セムラー氏の衝撃(2)
に続いての最後の記事です。
1と2において、セムラーさんが世の中の「前提」を疑いつくし、自分自身を「レストランでたまたま流れてた曲」とまで言い放っちゃってましたが、そんな彼がこだわっていることが唯一あるとしたら・・・
「自分自身の才能を活かし切る」
「社員ひとりひとりが自分の才能を活かし切る」
ということではないかと感じました。
成長は盲信しない。
でも、
「自分にとって、それ、意味ありますか?」
「自分の才能を何に使いたいんですか?」
というこの問いから逃げない。
社員ひとりひとりも、このことを考えざるを得ない環境だからこそ、コントロールされることなく、才能を活かし切ることに没入できる。
セムラーさんは毎週月曜日と木曜日を「死ぬ日」と名付けて、その2日間は「余命があと90日しかないと言われたらやること」しかやらないと決めていらっしゃるそうです。もうね、それしかやらないんだって!
で、それをもうかなり続けている彼が言っていたのは、「やり尽くすと、自分が腹の底からやりたいことが見えてくる」ということです。
毎日やるべきことが向こうからやってくる中で、
「今やっていることは、私にとって、ほんとうに意味があるだろうか?」
という問いに丁寧に向き合いたい。